[自動車保険について]
自動車保険とは、自動車の所有・使用・管理について発生する損害を填補する保険のことで、自動車損害賠償保障法によって加入が義務付けられている<<強制保険>>と、強制保険では十分でない補償を補うため任意で加入できる<<任意保険>>の2つに分類されます。
自動車損害賠償責任保険<<強制保険>>
自動車の通行によって他人を負傷・死亡させた場合に、被保険者が損害賠償責任を負う場合に被害者の補償をするための対人保険制度で、物損の場合や運転者本人(加害者・被保険者)には保険金は支払われません。
●損害発生時の支払い限度額(被害者1名あたり)
①障害により損害の場合 最高120万円
②後遺障害による損害の場合 常時介護のケース:最高4000万円
随時介護のケース:最高3000万円
③死亡による損害 最高3000万円
<<任意保険>>
強制保険は物損に対する賠償に適用されず、また上記のように補償される額では重大な人身事故が発生した場合に不足するため、各保険会社が用意している自動車保険のことを言います。
保険金は被害者に対する賠償として支払われるものと、被保険者自身の損害を補償するものがあり、対人賠償や対物補償はそれぞれ最高「無制限」まで加入することができます。